車を安全に走らせるためにはバッテリーの交換が必要不可欠です。
しかしいざ交換しようとすると、依頼先や車種によっては数万円になることもあります。そのため交換費用の目安をあらかじめ知っておくことが大切です。
この記事では車のバッテリー交換を考えている方に向けて、バッテリー交換にかかる費用の目安を解説します。安く抑える方法についてもまとめつつ今日からでも実践できる、バッテリーを長持ちさせる方法もご紹介します。ぜひとも参考にしてみてください。
車のバッテリー交換にかかる費用
バッテリーの交換を業者に依頼すると、主に次の3つの料金が発生します。
・ バッテリー本体代
・ 工賃
・ 廃棄料
依頼する業者や車種などによってトータルコストは異なり、総額に数万円の開きがあります。できるだけ出費を抑えられるように、上記3つにかかる費用の目安を把握しておきましょう。
バッテリー本体代金の目安
バッテリーの本体代は約4,000円〜40,000円と、価格の幅が広いのです。これは使用するバッテリーの性能や種類、容量・サイズなどの違いが関係するためです。中でも純正品のバッテリーの場合や、ハイブリッド車や電気自動車など、専用のバッテリーを必要とする場合に高くなる傾向があります。
バッテリー交換にかかる工賃の目安
工賃は依頼先によって異なっていきます。おおよそ1,000円〜3,500円程度が相場です。どの業者に依頼するかで工賃に差が出てくるものです。依頼するときに複数の業者から見積もりを取るなどして、確認するとよいでしょう。
外したバッテリーの廃棄料の目安
中には外したバッテリーを無料で引き取ってくれる業者もあります。しかし有料の場合は約500円〜3,000円程度かかります。
バッテリーには人体に有害な物質が含まれているため、外したバッテリーは適切に処分する必要があるのです。したがって自分で交換した場合には、リサイクル業者などで引き取ってもらうようにしてください。
車のバッテリー交換費用を安く抑えるには？
バッテリーの交換費用を安く抑えたいという場合には、これからご紹介する方法を検討してみてください。
自分で交換する
自分でバッテリー交換をすると、費用は道具代とバッテリー代だけで、依頼するよりは安く済ませられるのが特徴です。一方個人で交換作業を行う場合は、感電や接続不良による火災、電子機器の破損などリスクがともないます。
慣れていない方や自信がない場合は、業者に依頼することをおすすめします。
バッテリーを持ち込む
業者でバッテリーを購入するのではなく、インターネットなどにて安価で仕入れて持ち込む方法もあります。バッテリー交換費用を抑えられるでしょう。
ただしバッテリーの持ち込み交換は、受け付けない業者が多いものです。持ち込みを受け入れてくれる場合でも、工賃が高くなる業者もあります。事前に業者に問い合わせしてから、依頼してください。
車検や定期点検の時にバッテリー交換も依頼する
車検や定期点検を受けると不具合がないか、全体的に調べてくれます。その際にバッテリーに劣化や不具合がないか、確認の依頼も可能です。
他の作業と一緒にお願いすることで、工賃をまとめてくれることもあるため確認してみるとよいでしょう。
車のバッテリーを長持ちさせる方法
バッテリーを長持ちさせる方法も知っておくと、交換頻度を減らせるのと同時にその分の出費を抑えられます。ここでは代表的な方法を3つご紹介していくため、ぜひとも実践してみてください。
定期的に車を運転する
車のエンジンを動かすとオルタネーターと呼ばれる発電機が動き、バッテリーが充電されます。しかし数か月間車を運転しないとバッテリーの充電がされません。少しずつ放電されていくため、充電がなくなってしまいます。
このような状態が続くとバッテリーが劣化し、寿命が縮んでしまいます。定期的に長時間車を運転し、バッテリーの電力を低下させないようにしましょう。
無駄に電力を使用しない
バッテリーを長持ちさせるなら、バッテリーの負担を減らすため無駄な電気の使用を控えるのも大事です。たとえば夜間の運転ではライトを使用するので、自然とバッテリーが消耗していきます。そのため不要な夜間の運転を控えることで、バッテリーの負担を減らせるでしょう。
その他にもライトをつけたままにする・オーディオを使用する、スマートフォンの充電を行うなどの行為も、バッテリーの負担が大きくなります。注意が必要です。
長めのアイドリングを行う
アイドリングとはエンジンをかけた状態で、停車することです。走り出す前に車をアイドリング状態にしておくだけでも、バッテリーの充電が可能です。
普段長時間車に乗らない方は、いつもより数分長めにアイドリングさせて充電しましょう。
まとめ
今回の記事ではバッテリー交換費用の目安や安く抑える方法、バッテリーを長持ちさせる方法について見てきました。バッテリー交換は必要不可欠な整備です。しかしさまざまな費用が発生するため、大きな出費になりかねません。そのため費用を安く抑える方法も、知識として持っておくことが大切です。
またバッテリーの交換が必要なときは、他のパーツも劣化や消耗していることも考えられます。もし整備費用がかさみそうであれば、バッテリー交換のタイミングでの乗り換えも検討してみてください。
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